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単騎独考

私は錆びた鉈のように鈍く生き、よく使い切った歯磨き粉のチューブのように死にたい。

「青木物語」

信じられないような原体験には二つの対応があったと思う。

 

一つは忘れようとすること、もう一つは逃げないこと。

 

逃げないのは苦しい選択だったけれど、私はそちらを選んだ。

 

最初の本気の作品は、自分に向き合わなければならない、とどうしてか思いこんでいたので、選ぶというよりも、何かを創ると「忘れる」という選択肢は存在すらしなかった。

 

これは2000年、シリコンバレー時代に書き始めた脚本「青木物語」の主人公の抱える問題であった。

 

それから17年、手変え品変え、ずっと向き合い続けた。

 

このドキュメンタリーの次は書きかけの原稿を書き上げる。

 

これも十数年の準備期間。

 

時間かかります。