読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

単騎独考

私は錆びた鉈のように鈍く生き、よく使い切った歯磨き粉のチューブのように死にたい。

脚本学校、生徒三人

教え子の卒業生達はそれぞれに仕事を見つけ働いてるようだ。

二人を除いて、全員東京に行ってしまった。

一人は大阪のプロダクションに。

一人はバイトしながら、私のところで短編脚本50本、隔週一本、二年で制覇を目指している。基本的にオンラインでのスクールだ。

その同級生の中退した青年も脚本学校に参加。

私が教えていた金曜日は授業がなくなった。

制作実習系の科目が多すぎて消化不良になっていたのでメインを構成する卒業制作、進級制作などの制作の時間に残すのだろう。

これで、「自分で企画し、自力で創り出す」というスタイルの枠が少なくなり、映画制作の徒弟修行の事前教育という色合いが強くなってしまった。

18、19の学生にはなかなか、このスタイルは難しかった。

定期か不定期か、別の科目を教えてください、ということだったので何かの機会に行くことになるのだろうが、制作系を教えることはなくなる。

台湾からの留学生は、「どの本で勉強すればいいですか?」と熱心に尋ねていたので、去年度、教科書を何冊か勧めた。

「監督志望なら、自分で何か作るしかないですよ、作るのなら応援します」と授業中話したので、私の責任もあるだろうと、「脚本学校に参加しますか?」と尋ねると参加することになった。

一人ずつ参加者が増えてきた。

何か、おぼろげな集団が形成されつつあるのかもしれない。